私が保健室コーチングに初めて出会ったのは、石川県の公立高校で養護教諭として勤務していた頃でした。自分自身の経験をもとにした私の在り方で、子どもたちにはよく「大丈夫やよ。」って声をかけていました。ありがたいことに保健室は順調に機能していましたが、様々な問題を抱えて来室する子どもたちへの対応を通して「本当に、これでいいのかな？」という想いや「伝わったのかな？」「もっと大切なことを伝えていきたいんだけどな。」などといった漠然とした自分の中での違和感を感じることもありました。

子どもたちには何でもできる可能性がある、と思っていながら、それを伝えるためには？引き出すためには？と模索していたように思います。

そんな中で目にとまった　ひめ先生こと桑原先生のブログ、そして「保健室コーチング」というキーワード。

初めての受講では、それをどう活かすのか・・・よく理解できないまま・・・頂いたファイル資料が机の中で眠っている状態でした。そこから、眠らせたまま、数年。その間も、ひめ先生のブログでは腑に落ちる内容が多く、よく拝見していました。

何が、私の心を揺さぶったのでしょうか。

何か違う切り口、根拠あるもの、自分の成長を求めていたのかもしれません・・・。

ひめ先生が名古屋で開催されたNLPエンパワーメント講座を受講したとき、どんどん、今までの経験や感覚が腑に落ちていくのを実感しました。目から鱗がどれだけ落ちたことか・・・。子どもたちに向けていた「大丈夫やよ。」の言葉が経験からではなく、人の仕組みとしての確信に変化しました。

そこから、私の「保健室コーチングに捧ぐ人生」が始まったのです。

近年では、ハートマッスルトレーニングジム主催の保健室コーチング速習講座を担当させていただいたり、保健室コーチング入門講座を独自に開催。その他養護教諭研修会での講演会、PTA向けの講演会、学校保健委員会での講演会、地域の公民館からの依頼による健康講座、高校生向け出前授業など、依頼をいただき出向くことも増えてきました。

そして、昨年秋からトレーナーコースを受講し、さらに深みを増した講座を構築するために日々学んでおります。

私が勤務していた学校の先生が実際にどんどん活用されている報告などを聞き、現場で活きて進化していく保健室コーチングをお伝えすることに大きな喜びを感じています。

今後はさらに講座を発展させていきます。

・・・つづく・・・

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